近年オフィスカジュアルが拡大されていますね。
そんな中、夏のクールビズだけでなく年中スーツスタイルの固さが緩和されてきています。
スーツにバックパックやスニーカー等一昔前には考えられなかった着こなしが今やトレンドどころかニューノーマルとして普及しています。
特に2017年のスポーツ庁から『FAN+WALK PROJECT』が提唱されてからビジネススタイルにスニーカーを合わせるスタイルが後押しされていますね。
だからと言って『スーツにスニーカーってダサくないの?』と疑問に思う人もいるでしょう。
『どんなスニーカーならビジネスの場で許されるのかわからない…』と言う人もいますよね。
それもそのはず、あくまでもビジネスの場であるからこそ私服のように自分の好みだけでスニーカーを選んで良いわけではありません。
固い風習が残る企業や取引先等全てのシーンでスーツ×スニーカーが許されるわけでもありません。
スニーカーは基本的にカジュアルなスタイルに使うアイテムであるからこそTPOに合わせた人に対する気遣いとフォーマルさを意識する必要があります。
そんなスーツ×スニーカーの選び方をアパレル経験10年以上の『ヒトトキ』が解説します。
この記事を読むことでビジネスでもおしゃれに身に着けるスニーカーのイメージを論理的に育てることが出来ます。
記事の信憑性
記事を書いている私はアパレル歴10年以上実務40,000時間以上経験しています。
販売員・店長・仕入にも携わってきました。
自分自身も昔はファッションがよくわからず何がお洒落なのか…という悩みも多い『ただ服が好きというだけの普通の人』でした。
しかし、たくさんのお客様と接しコーディネートもさせていただく中で知識と経験を確立する事ができました。
色々な服を着て見て触って体感した中で『ファッションの根本には言葉で説明できる法則性はある』と実感しています。
そんな『ヒトトキ』が『スーツに合うスニーカー』の選び方を紹介させていただきます。
ヒトトキという人と服
ダサい…おしゃれ…は誰が決めるのか 大前提として言える事は、ファッションとは『他人からの評価』に依存 ...
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大前提として自分の属するコミュニティのTPOを考える
スポーツ庁から提唱されているからと言ってスーツ×スニーカーが全ての人に容認されているわけではありません。
基本、ビジネスの場では自分本位の行動ではなく他人の事も視野にいれた時と場所、場合によって言動をわきまえるTPOが基本になりますよね。
固い業種や企業では『スーツには革靴が当たり前』という風習が残っているでしょう。
スーツ×スニーカーのスタイルを提案する行動は良いとして勝手にするのはまずいケースもあります。
大事な会議や固い風習の取引先への営業の時も同様に事前に確認する事は忘れてはいけませんね。
それでも近年の流れに沿ってスーツにスニーカーを合わせる機会も増えています。
では、スーツ×スニーカーのスタイルが許されるケースで話を進めていきましょう。
スーツに合わせるスニーカーの選び方は5つの特徴で複合的に決まる
ポイント
- 『色』⇒黒、グレー、白等落ち着いた無彩色がビジネスでの基本スタイル。ブラウンはクラシック、ネイビーは爽やかな印象があり時と場合により使える。イエロー、レッド等のアクセントになる明るい色含めて有彩色はカジュアルな印象が強くビジネスには合わない。
- 『素材』⇒フォーマルな革靴同様本革のモノはクラシカルで上品な大人の印象。艶のあるナイロン素材は使い易い都会的で機能性に重視した大人のカジュアルな印象。
- 『形状』⇒先細のスタイリッシュな形状は上品でフォーマルな印象。ボリュームのある丸みを帯びた形状はカジュアル印象でビジネスの場には合わない。
- 『デザインの種類』⇒シンプルでスタイリッシュなモノ程スーツに合う。スポーティでデザインフルなモノ程と快適な印象は強いがビジネスシーンには合わないケースは多い。
- 『履き心地』⇒見た目には影響しないがオフィスでの勤務か外回りなどの歩く事が多い職種かにもよる快適なビジネスシーンをサポートする履き心地は重要。
スニーカーと一口で言っても多くのブランドから様々な形が作られていますよね。
ブランド、型番別に機能性にコンセプトやターゲットを決めて作られています。
大きな作りで見分けると『色』、『形の種類』と『素材』が大きく印象を左右します。
さらには『長時間歩く職種』なのか『通勤の時くらい』なのか自分のスタイルにあった履き心地も考慮が必要ですね。
単一的に見えてしまうスーツにおいておじさんが選ぶような野暮ったいスニーカーとスタイリッシュに見える上品なスニーカーでは差があります。
つまり、複合的に見て自分の必要とするTPOを意識しながらも洗練された大人のビジネススタイルを意識する必要があるという事ですね。
色で選ぶ
ファッションアイテムにおいて色は印象を左右する大きな要因になります。
小物だからアクセントに派手な色を持つ!という人もいるでしょう。
しかし、カジュアルスタイルならまだしも派手な色ではビジネスシーンでは不釣り合いになりますよね。
個性とおしゃれを重んじる前にTPOに合わせて選ぶ必要があります。
ポイント
- 『ブラック』⇒上品で大人っぽい洗練された印象でフォーマルな革靴とも似ているため使い易いビジネスカジュアルスタイル。
- 『グレー』⇒落ち着いた程よく抜け感のある都会的な印象を与える。
- 『ホワイト』⇒清潔感のある印象で清廉潔白な真面目さとこなれ感を合わせる。
- 『ブラウン』⇒クラシックで落ち着いた印象。少しカジュアルな雰囲気が強くなるが場合によっては許される。
- 『ネイビー』⇒大人の男性をクールに格好良く印象。少しカジュアルな雰囲気ではあるがフォーマルからカジュアルまで馴染む。
- 『アクセントカラー』⇒イエローやレッド、ブルー等ポップでカジュアルな印象。フォーマルでは避けるのが無難。
基本的にはスーツに馴染むブラックか爽やかで清潔感のあるホワイト、都会的で知的なグレーを選ぶと間違いありません。
間違っても個性を意識したアクセントカラーや多色使いの派手なモノは選ばないようにしましょう。
素材で選ぶ
シューズにおいて素材も印象を左右する大きな要因になります。
スーツでは基本的には革靴が一番しっくりくる人多いですよね。
フォーマルな着こなしと革製品の親和性はそれほどまでに高く上品な印象を与えます。
スーツに合わせるスニーカーに関しても同様に出来るだけフォーマルに合う素材を選ぶと良いですね。
ポイント
- 『革』⇒牛等の皮を加工した素材で艶のあるレザーや起毛感の有るスウェード等高級感があり上品な印象を与える。
- 『植物繊維』⇒コットンを中心としたキャンバス等の素材で自然に即した清潔感のあるナチュラルでカジュアルな印象を与える。
- 『化学繊維』⇒ナイロン等の素材を編み込んだメッシュ生地でスポーツの際に使用される快適性を求めた素材でアクティビティでスポーティーな印象を与える。
スニーカーは基本ソールはゴム製のカジュアルな印象が強い為合わせるアッパーの素材は出来るだけ清潔感と上品さを意識する事が重要です。
アッパーの素材は革やナイロン、キャンバスの単一素材のモノから素材を組み合わせているモノもあるので占める面積の多さで判断するのも1つです。
高級感のある洗練された大人の『本革(レザー)』
動物の『皮』を鞣す事で防腐処理を施した『革』製品です。
普段スーツで履く革靴の代わりに合わせるスニーカーとすると革製を選ぶのが一番間違いないですね。
メリットとしてはクリームを塗り込むなどのケアをしっかり施せば一生使える程の愛用品になります。
反対にデメリットとしては『革』は生物と言われるように絶対に定期的なケアが必要である点です。
特に、ビジネスの場において清潔感は重要なのでくたびれた革製のスニーカーはみすぼらしいのでケアが必須になります。
上品で落ち着いた大人の『スウェード』
革の裏側を起毛させて落ち着いた印象を与える本革です。
毛足の短いヌバックも同様で上品で落ち着いた印象を与えます。
スーツに合わせても少し砕けたこなれ感を出し易い素材です。
本革と同様にケアは必須で清潔感を維持するように心がける必要はあります。
手軽に使い易い『合成皮革(フェイクレザー)』
布地に合成樹脂でコーティングした素材です。
革に似せて作られ合成皮革(フェイクレザー)と呼ばれます。
水に強く汚れも気にせず使い易い上に比較的価格設定が安い事がメリットですね。
近年のフェイクレザーは本革と見分けがつかない程制度の高いモノも増えましたよね。
しかし、デメリットとして本革と違い長く使えない事です。
合成皮革(フェイクレザー)は日差しや経過年月で劣化が進み表面が剥げてきます。
見た目にも少し安っぽい印象は隠しきれないので長く使うビジネススニーカーだからこそ大人の男性は本革を選びたいですね。
清潔感がありカジュアルで軽やかな『キャンバス』
天然素材である綿(コットン)や麻(リネン)を中心に一部化繊も含めて編み上げた生地です。
繊維が太く目が粗い程カジュアル見えし、繊維が細く目が詰まっている程上品に見えます。
スーツに合わせるスニーカーの素材としては繊維が細く目が詰まっている生地を選ぶのが良いですね。
自然素材でナチュラルな印象が強い為、足元を軽やかに魅せたいこなれ感を求める人に選ばれます。
スポーティでカジュアルな『メッシュ』
ランニングスニーカーを始め運動する時のスニーカーで目立つのがメッシュ生地です。
通気性を良くするために化学繊維を隙間を開けて編み込んだ生地ですね。
快適な履き心地を担保する代わりに運動靴という印象が強くスーツには合わせにくいのでアッパーのメッシュ占有率が高いモノは避けるのが無難です。
メッシュ生地は繊維の細さと目の細かさが上品に見えるポイントになります。
選ぶならレザーやスエードの表面積が多く一部隙間の少ない密度の高い化繊のメッシュ生地を使用しているモノを選ぶと失敗しないですね。
形状で選ぶ
スーツに合わせる革靴はフォーマルな仕様なので基本的に細くスタイリッシュなモノが多いでしょう。
私服に合わせる革靴を選ぶ時は少しボリュームのある丸みを帯びた形を選ぶのが合わせやすいファッションとしての基本です。
なので、スーツに合わせるスニーカーを選ぶ際のポイントはその反対です。
少し面長のスタイリッシュな形状のくるぶしまでの高さのローカット選ぶと失敗しにくいのですね。
スニーカーがカジュアルに見える分カジュアルとは反対の上品に見える形状を選びましょう。
踝を覆うくらいの高さのミッドカットや足首を覆うくらいの高さのハイカットは避ける方が良いですね。
デザインの種類で選ぶ
スニーカーは運動靴と言われるように全て様々なスポーツのシーンから生まれたシューズです。
普段何気なく一括りにスニーカーと言っていますがファッションの世界では一つ一つ用途にあったデザインの名前がついています。
まずは大きなくくりで『ハイテクスニーカー』と『ローテクスニーカー』に分類されます。
ポイント
- 『ハイテクスニーカー』⇒快適性能や運動時のパフォーマンスを高める為に作られた高機能なスニーカー。近未来的なデザインが多くデザインフルでカジュアルな印象が強い。
- 『ローテクスニーカー』⇒ハイテクスニーカー以前のゴム底にアッパーを張り付けたシンプルなスニーカー。上品で落ち着いた印象が強い。
スーツに合わせるスニーカーとしてはハイテクスニーカーは避けてローテクスニーカーを選ぶと失敗しにくいですね。
ビジネスに合わせやすいローテクスニーカーの種類を紹介しておきます。
上品で洗練された大人の『コートシューズ』
テニス用シューズとして生まれたスニーカーです。
凹凸の少ないすっきりと上品に見えるアウトソールにシンプルで落ち着いたレザーが使われる事が多いですね。
同形状の合成皮革(フェイクレザー)タイプも出回っており少し高級感はなくなるものの雨に強くより使い易さはアップします。
ビジネスシーンのスニーカーとして使い易く上品さと洗練された大人のイメージを損なわない合わせ易さが魅力です。
落ち着いた余裕のある大人の『レトロスニーカー』
レトロとは古いモノを尊重し新しい時代に、敢えて用いる事でなつかしさとともにある意味新しい装いを感じる事でしょう。
90年代リバイバルや80年代リバイバルというような言葉があるように回り続けるファッションのトレンドにおいてレトロな服はいつの時代も注目されます。
そんな過去に栄華を極めたランニングをする為のスニーカーのデザインをレトロスニーカーと呼びます。
トラッドやアメカジなどトレンドにあまり左右されないこだわりのスタイルの人が好むスニーカーですね。
今程ハイテクでスポーティーなデザインではないランニングスニーカーは落ち着いた大人の余裕のあるイメージを作り出します。
出来る大人の落ち着きのあるスタイルとしてビジネスシーンのスニーカーとしても定番の足元として選ばれます。
爽やかでこなれ感のある『キャンバススニーカー』
キャンバスって素材じゃないのという声が聞こえてきそうですね。
ファッション業界ではコットン(綿)で作られたキャンバス素材のスニーカーはそれだけでデザインを想像できる一つのカテゴリーとしてとらえられています。
ポイント
現在のコートシューズと言われるスニーカーが生まれる以前のテニスの試合で使われていたスニーカーやデッキシューズと言われる甲板で働く人々の為に生み出されたシューズが起源にあります。
そこからサーファーが履くスニーカーになりスケーターが履くスケーターシューズとして認知されるようになったキャンバス地の素材全般のスニーカーを指します。
全体的にスタイリッシュなデザインにキャンバス地の爽やかな印象がスーツに合わせる抜け感のある足元を魅せてくれます。
上記の2種類に比べると少しカジュアル感が強いのでわからない人は避けるのも一つの手ですね。
ジャケパンスタイルのインナーTシャツくらいの手軽なオフィスカジュアルに適しています。
履き心地で選ぶ
折角しんどい革靴から解放されるのなら履き心地は重要になりますね。
毎日の通勤だけでなく営業の外回りなど歩く時間が長い人は特に注意したいポイントです。
スニーカーすべてが履き心地が良いわけではありませんよね。
特に、折角『スーツ×スニーカー』をおしゃれに楽しみたいのであれば快適性能の高い著名なブランドを選ぶのが良いです。
知名度の高いブランドの名作を身に着ける事はそれだけでこだわりを感じられるおしゃれポイントですね。
スーツに馴染む大人のスニーカーブランド定番おすすめ名作9選
では、実際にスーツで使えるスニーカーで長く使えるアイテムは何があるのか気になる所でしょう。
特に、スーツだけでなくオフィスカジュアルやオフの日でも併用できる私服でもおしゃれにつかえると嬉しいですよね。
スーツでも私服でも使える確かな品質に定評のある長く使える愛用ブランドを紹介します。
adidas(アディダス)『STAN SMITH(スタンスミス)』
pick up
『STAN SMITH(スタンスミス)』
言わずとも知れたadidas(アディダス)のコートシューズです。
実際にテニスのプロの試合でも使われた『ハイレット』というモデルからプロテニスプレーヤーのスタンスミス氏の為に改良されついたモデル名が有名な名作ですね。
世界一売れたスニーカーとしてギネス認定された偉業も持っています。
フラットなアウトソールに上品でシンプルなアッパーのコートシューズはカジュアルウェアだけでなくスーツにも馴染む鉄板の名作ですね。
adidas(アディダス)『SUPER STAR(スーパースター)80s』
pick up
『SUPER STAR(スーパースター)80s』
STAN SMITH(スタンスミス)に並ぶadidas(アディダス)のバスケットシューズです。
実際のNBAでも履いている選手が多かった程に知名度の高い名作ですね。
現在のハイテクなバスケットシューズとは違いローテクなデザインが魅力です。
フラットなアウトソールに特徴的なつま先の貝殻に似たデザインが特徴のシェルトゥ。
3本ラインを含めてアディダスらしいさりげないデザインが光るカジュアルウェアだけでなくスーツにも馴染む名作ですね。
Reebok(リーボック)『CLASSIC LEATHER(クラシックレザー)』
pick up
『CLASSIC LEATHER(クラシックレザー)』
1983年に生まれたReebok(リーボック)のクラシックアイコンであるランニングシューズです。
80年代のレトロなランニングシューズは現在のハイテクなランニングシューズにはない落ち着きのあるデザインが特徴の名作です。
レトロスニーカーらしい少し高めでクラシックなアウトソールにアッパーのレザーが上品にスーツスタイルをカジュアルダウンします。
ランニングシューズということもあり快適な履き心地は抜群のポテンシャルを持っています。
Reebok(リーボック)『CLUB C(クラブシー)』
pick up
『CLUB C(クラブシー)』
1985年に生まれたCLASSIC LEATHER(クラシックレザー)同様に人気誇るコートシューズです。
フラットなアウトソールに上品な本革のアッパーのコートシューズはカジュアルウェアだけでなくスーツにも馴染みます。
シンプルでいて切り替えのレザーが洗練されたデザイン性がありブランド名にイギリスの国旗を携えた大人のスニーカーですね。
New balance(ニューバランス)『996シリーズ』
pick up
『996シリーズ』
レトロスニーカーの王道ブランドとも言えるNew balance(ニューバランス)のランニングシューズです。
1000点満点中990点の仕上がりという謳い文句で生まれた1982年に生まれた990番台の1988年に生まれたシリーズの名作ですね。
レトロスニーカーらしいクラシックなアウトソールにスエードとメッシュ生地を合わせたアッパーが落ち着きのある大人を印象付けます。
レトロスニーカーの中でも細めのフォルムにNew balance(ニューバランス)の得意とする快適な履き心地がスーツスタイルを上品にカジュアルダウンします。
New balance(ニューバランス)『574シリーズ』
pick up
『574シリーズ』
996シリーズ同様にNew balance(ニューバランス)の中でも人気を2分する名作です。
悪路であるオフロードでも安定した走りができるトレイルランニングシューズとして生まれた500番台の中でもタウンユースにも使えるように誕生したモデルですね。
996と比べて少し高めのアウトソールと丸みを帯びたフォルムが大人の落ち着いたカジュアルスタイルに馴染みます。
オフィスカジュアル等少し軽めのスーツスタイルにうまくハマるスニーカーですね。
CONVERSE(コンバース)『ALL STAR COUPE(オールスタークップ)』
pick up
『ALL STAR COUPE(オールスタークップ)』
言わずとも知れたCONVERSE(コンバース)の代表的な名作のALL STAR(オールスター)をドレスライクに仕上げたモデルです。
1917年にバスケットシューズとして生まれたALL STAR(オールスター)は元々はハイカットのデザインでした。
多くのバスケットボールプレイヤーの足元を支えたスニーカーは今のハイテクなデザインと違いローテクなデザインが特徴です。
1957年にローカットモデルが誕生し今尚ファッションアイテムとして愛され続ける名作です。
そのALL STAR(オールスター)をシンプルで上品に仕上げた洗練された印象を与えるのがALL STAR COUPE(オールスタークップ)ですね。
アッパーをレザーやスウェードに変更しカジュアルに見えるアウトソールのラインや紐を通すハトメを排除する等高級感の印象が魅力です。
多くの人が履き馴染みのあるALL STAR(オールスター)のスーツにもしっかり馴染む親近感のあるスニーカーですね。
CONVERSE(コンバース)『JACK PERCELL(ジャックパーセル)』
pick up
『JACK PERCELL(ジャックパーセル)』
ALL STAR(オールスター)に並ぶCONVERSE(コンバース)のテニス用に生まれたスニーカーです。
有名なプロのテニスプレーヤーであるジャックパーセル氏にちなんでついたモデル名の名作ですね。
老若男女誰にでも履かれるALL STAR(オールスター)と違いJACK PERCELL(ジャックパーセル)は少しこだわりのあるファッションの人に選ばれます。
丸みを帯びたフォルムにアイコンとなるつま先のスマイルと呼ばれる1本ラインが特徴で少しカジュアルな印象が強いアイテムです。
オフィスカジュアル等少し軽めのスーツスタイルにうまくハマるスニーカーですね。
SUPERGA(スペルガ)『2750』
pick up
『2750』
1911年にイタリアのタイヤを製造するラバー工場から生まれたスニーカーブランドの定番モデルです。
1970年代にテニスプレーヤーを始め多くのスポーツ選手に愛用された事で認知が広がった名作です。
イタリア生まれのテニスシューズとして活躍した洗練された大人の印象を与えるデザインが特徴です。
ゴムの扱いのプロであるラバーの専門家から生み出された快適で高機能な履き心地が魅力ですね。
海外では有名な定番スニーカーであり日本では意外と知る人ぞ知るこだわりのブランドとして認知されています。
2750というモデルを基にアッパーの素材などで様々な顔つきを選べるのも嬉しいポイントです。
キャンバス地の『2750 COTE CLASSIC』は少しカジュアル見えするオフィスカジュアルに持ってこいです。
レザーのアッパーの『2750 NAPLNGCOTU』は洗練されたスーツスタイルにも程よいカジュアルダウンで馴染みます。
まとめ:上品でも気楽にこなれ感を演出できる大人のスーツに合わせるスニーカー
と、いうことでまとめると
ポイント
- 『色』⇒黒、グレー、白等落ち着いた無彩色がビジネスでの基本スタイル。ブラウンはクラシック、ネイビーは爽やかな印象があり時と場合により使える。イエロー、レッド等のアクセントになる明るい色含めて有彩色はカジュアルな印象が強くビジネスには合わない。
- 『素材』⇒フォーマルな革靴同様本革のモノはクラシカルで上品な大人の印象。艶のあるナイロン素材は使い易い都会的で機能性に重視した大人のカジュアルな印象。
- 『形状』⇒先細のスタイリッシュな形状は上品でフォーマルな印象。ボリュームのある丸みを帯びた形状はカジュアル印象でビジネスの場には合わない。
- 『デザインの種類』⇒シンプルでスタイリッシュなモノ程スーツに合う。スポーティでデザインフルなモノ程と快適な印象は強いがビジネスシーンには合わないケースは多い。
- 『履き心地』⇒見た目には影響しないがオフィスでの勤務か外回りなどの歩く事が多い職種かにもよる快適なビジネスシーンをサポートする履き心地は重要。
スーツに合わせるスニーカーの選び方は5つの特徴で複合的に決まります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『スーツに合うスニーカー』の選び方が分かっていただけると幸いです。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。
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