まず、第一に『おしゃれになりたい』『人によく見られたい』という感情と年齢は関係があるのだろうか。
早い人であれば小学生、中学生くらいからファッションに興味を持つ人はいます。
異性を意識する高校生の頃には、『よく見られたい』『モテたい』という自我が確立している人は多いのではないでしょうか。
その後、大学生や20代前半には、『服に興味があるおしゃれな人』と『服に興味が無い人』、又は『興味はあるけど、どうすれば良いかわからない人』に分類されますよね。
そして、社会人になり、私服を着る事が少なくなった30代からは、『服に無頓着になる人』も現れます。
特に、長期間固定のパートナーがいる人や結婚したと同時に、『モテたい』という若い頃の承認欲求が軽減され、『身なりに気を使わなくなる人』もいますよね。
その後、40代、50代と年をとるにつれて、若い頃の格好からアップデートされずに、『年齢に合わない服を選んでしまう人』もいます。
反対に、年相応の格好を選び過ぎて、年老いた風に見えてしまうケースも往々にしてあります。
しかし、一言で言うなれば様々な状況の違いはあれど、ファッションへの関心度によって『おしゃれ』か『おしゃれじゃないか』の道は分かれるというのが本質です。
小学生や中学生でもおしゃれな人はいるし、50代、60代になってもおしゃれな人はいます。
要は、年齢にかかわらずファッションに関心を持っていれば、おしゃれな自分でいる事が出来るという事です。
早くにファッションに関心を持ち、長く関心を維持した人が『他者からよく見られる自分』を手に入れる事が出来ます。
つまり、今この場で『ファッションに対する関心』を持てば、一番早く始められるという事ですね。
ファッションの好みによって変わりますが、この記事に辿り着いている人はおしゃれがわからずに悩んでいる人が多いと思うので、万人受けする『キレイ目カジュアル』をベースに紹介していきます。
年代別で見るファッションのポイント
- 実年齢よりも見た目年齢
- 見た目年齢から±5歳を意識する
- 何歳でもファッションは楽しめる
- 関心を継続した人がおしゃれになれる
- 重要なのはキレイ目とカジュアルのバランス
実年齢ではなく見た目年齢で判断するファッションの選び方
ファッションに関して『○○代 ファッション』や『大学生 ファッション』のような検索ワードは多くの人に検索されています。
確かに、『おじさんが若い格好をしている』とか、『大学生なのに子供っぽい格好をしている』等のネガティブワードを聞く事は多いですよね。
しかし、実年齢で似合う格好を決める事ができるかどうかは別問題です。
なぜなら、『大人っぽく見える』『子供っぽく見える』『年相応に見える』『老けて見える』等、実年齢ではその人の見た人の印象を決定する事はできません。
その人の顔の作りや肌や髪のケアによっても、実年齢と見た目の年齢は異なるからですね。
要は、人によって見られ方は違い、実年齢というのはただの生きてきた年月という数字でしかないという事を前提に執筆します。
±5歳くらいは意識次第で見え方が変わる
『童顔』『老け顔』といった、生まれ持った顔の質から、肌や髪等のケアによる印象の違いは勿論、服装においても年齢の印象は異なります。
それなのに、『○○歳の人は○○歳なりの格好をする事がおしゃれ』というのは、いささか乱暴な結論です。
実際に、自分が『何歳くらいに見られたいのか』というイメージをもって、生活習慣を変える事で5歳程度の見た目年齢の変化は可能です。
若い内は、『少し大人びた格好』を、年をとってくると『少し若見えする格好』を意識するのが大切ですね。
要は、服の事で言えば、少し年老いて見られる人は5歳程度若く見える格好を意識する、又は少し子供っぽく見られる人は5歳程度大人びた格好を意識すると、おしゃれに見えやすいという事です。
カジュアルな要素とキレイ目な要素のバランスを意識する
では、何を持って若く見えるか、年をとって見えるのでしょうか。
つまり、若く見せたければ『カジュアル要素』を増やし、大人っぽく見せたければ『キレイ目要素』を増やす。
自分の見られる年齢と自分の見られたい年齢を意識してバランスを変えていく感じですね。
サイズ感を意識する
さらに言うと、サイズ感が大事です。
ルーズでダボっとした服を着ていると子供っぽく、すっきりと細身の格好をしていると大人っぽい印象を与えます。
近年のゆったり目のトレンド下であっても、30代を超える人からするとダボダボのオーバーサイズではなく、少し緩めのリラックスフィットが万人からおしゃれとして見られやすいスタイルになります。
年代で判断するカジュアルとキレイ目のバランス感とサイズ感のポイント
では、まず『自分の実年齢』というよりも『見た目の年齢』、それに加えて『見られたい年齢』を明確にしましょう。
高校生、大学生が年相応に見えるおしゃれな格好がしたい。
20代後半で、子供っぽく見られるのが嫌だから少し大人っぽく見られたい。
30代で、年をとってきたから少し若く見られたい。
40歳以上で、年老いて見られるのが嫌だから若く見られたい。
例えば、カジュアルなデニム(ジーンズ)にカジュアルなプリントT、さらにカジュアルなパーカー、さらにはカジュアルなスポーツスニーカー等を合わせると子供っぽくやんちゃな印象を与えます。
- デニム(ジーンズ)を艶のあるスラックスに変える
- プリントTを少し艶のある無地や小さなロゴに変える
- パーカーではなくカーディガンや艶感のあるアウターに変える
- 足元は艶のある革靴やシンプルなキャンバススニーカーに変える
このように、カジュアル見えするコーディネートの一部にキレイ目の要素のあるアイテムを混ぜる事で、少し大人っぽい印象を与える事が出来ます。
【高校、大学生】がおしゃれに見えるのは少しキレイ目を意識したカジュアルスタイル
高校生と大学生等10代の後半から20代の前半は、同世代が集まる事が多いので同基準で比較される事が多いです。
つまり、見た目の印象で『大人っぽく見える』か『子供っぽく見える』かが顕著にあらわれます。
そんな中で、子供っぽく見える格好は避けるのが、大人びたおしゃれな人という印象を与えるでしょう。
あくまでも『若さを生かしたカジュアルな印象』に『落ち着いたキレイ目の印象をミックスする』のがおしゃれな着こなしです。
100%カジュアルスタイルから30%から60%程度、キレイ目の要素に変更し、混ぜ合わせるイメージを持つと良いですね。
サイズは少し大き目のオーバーサイズからリラックスフィットに、すっきり見せたい人は細身のサイズ感でも通用するのが若さの特権です。
【見た目年齢20代後半の人】が少し大人っぽく見られるのはキレイ目を意識したキレイ目カジュアル
社会人になり、20代後半に差しかかると『しっかりした大人に見られたい』と思う人は多いです。
いつまでも学生のようなスタイルではなく、社会人として大きく見せたいと背伸びをする時期でもありますね。
それなのに、仕事が忙しからと言って、いつまでも学生の時のスタイルを引っ張っていると子供っぽく見られます。
しかし、背伸びをしすぎて大人びた大人しい格好によせすぎると、見た目以上に年をとった風に見られるので、まだまだ若さは保ちたい所ですね。
あくまでも50%カジュアルで50%キレイ目で合わせる、キレイ目カジュアルから少しキレイ目要素を強くして60%~70%程度キレイ目を意識しましょう。
デニム(ジーンズ)やTシャツ、スウェット等のカジュアルなアイテムを使いつつも、落ち着いた色にする、デカロゴを小さいロゴに変更する、無地のモノを選ぶ等、カジュアルながらにキレイ目要素を増やすのがポイントです。
【見た目年齢30代】で年をとってきたから少し若く見られるのは程よいカジュアル感のあるキレイ目
30代~40代になると、年齢的にも『若く見える人』と『年老いて見える人』の差が大きくなります。
カジュアル過ぎる格好は、どこか違和感を覚える上に、キレイ目すぎると年老いて見えるので注意が必要ですね。
このころは、少し若く見える事がおしゃれと言えるでしょう。
反対に、年老いて見えるとおもしろみのないおじさんとい烙印を押されてしまいます。
ベースはキレイ目スタイルに、足元をチノパンではなくデニム(ジーンズ)に変える、無地のTシャツやパーカーを小さいロゴに変える、カーディガンをパーカーに変えるなど少しカジュアルな印象をミックスするスタイルがポイントですね。
【見た目年齢40代以上】で若く見られるのは程よいカジュアルスタイル
40歳を超えると、キレイ目すぎる格好は余計に年をとって見えます。
きっちりと、まとまりすぎるキレイ目の格好では面白味の無いくたびれた印象を与えてしまいます。
だからと言って、20代の頃に着ていたようなカジュアルスタイルでは、より『痛いおじさん』に見られてしまいます。
基本的には、30代後半くらいのキレイ目スタイルにカジュアルな要素をミックスするスタイルを続ければ良いでしょう。
あまりカジュアルなスタイルが得意でなければ、トラッドなスタイルを突き通すのがおしゃれなおじさまになりますね。
難しければ、やはり30代後半くらいの着こなしを意識すれば、『若々しいおしゃれなおじさま』いう印象を確立できます。
年代別にイメージを膨らませるのに役立つ雑誌
中々、イメージするのが難しいという人もいるのではないでしょうか。
このような時に、着こなしのイメージを掴み易いのが雑誌です。
雑誌には、それぞれにコンセプトがあり、対象年齢を明確に決めて構成されています。
情報が溢れすぎるインターネットやSNSよりも、大きくイメージを作り易いのが意外と雑誌なのですね。
その上、雑誌其々には掲載されている得意とするブランドもあるの、で自分のしたい格好の有名ブランドを学ぶ事ができるのも利点です。
あくまでも全体のイメージを刷り込むための写真集としてとらえると手軽に楽しめるのが雑誌ですね。
代表的な雑誌一覧
- 『Fain(ファイン)』⇒ 20代~30代を中心とした、カジュアルよりのサーフスタイル
- 『Safari(サファリ)』⇒ 20代後半~40代を中心とした、カジュアルよりのラグジュアリーなセレブスタイル
- 『LEON(レオン)』⇒ 40代~50代を中心とした、イタリアモテおやじスタイル
- 『OCEANS(オーシャンズ)』⇒ 30代後半~40歳を中心とした、37.5歳、おしゃれでラグジュアリーな大人のスタイル
- 『MEN‘S NON-NO(メンズノンノ)』⇒ 20代~30代を中心とした、少し奇抜でおしゃれなモードよりのカジュアルスタイル
- 『men`s FADGE(メンズファッジ)』⇒ 20代~30代を中心とした、カジュアルよりの大人が安心して着こなすトラッドスタイル
- 『UOMO(ウオモ)』⇒ 30代~40代を中心とした、おしゃれな大人の落ち着いたトラッドカジュアルスタイル
- 『MEN`S CLUB(メンズクラブ)』⇒ 30代~40代を中心とした、上品な大人のキレイ目スタイル
- 『2nd(セカンド)』⇒ 20代~50代まで網羅する、アウトドアやミリタリーを織り交ぜた落ち着きのある大人のクラシックスタイル
- 『Begin(ビギン)』⇒ 20代~50代まで網羅する、アウトドアやミリタリーも織り交ぜたモノに焦点を当てたクラシックスタイル
- 『POPEYE(ポパイ)』⇒20代~30代を中心とした、都会的なシティボーイをコンセプトにしたキレイ目カジュアルスタイル
- 『FINEBOYS(ファインボーイズ)』⇒ 10代~20代を中心とした、おしゃれな学生のキレイ目カジュアルスタイル
値段 | 発刊日 | 休刊月 | |
Fain (ファイン) | 730円 | 9日 | 無休 |
Safari (サファリ) | 900円 | 25日 | 無休 |
LEON (レオン) | 980円 | 25日 | 無休 |
OCEANS (オーシャンズ) | 880円 | 25日 | 無休 |
MEN‘S NON-NO (メンズノンノ) | 710円 | 10日 | 無休 |
men`s FADGE (メンズファッジ) | 700円 | 25日 | 7,12月 |
UOMO (ウオモ) | 890円 | 25日 | 無休 |
MEN`S CLUB (メンズクラブ) | 990円 | 25日 | 1,7月 |
2nd (セカンド) | 780円 | 16日 | 無休 |
Begin (ビギン) | 690円 | 16日 | 無休 |
FINEBOYS (ファインボーイズ) | 620円 | 9日 | 無休 |
Amazon(アマゾン)のKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読み放題で見れる雑誌
因みに、雑誌を買おうと思うと一冊700~1,000円程度します。
故に、月に何冊もベンチマークしようとすると結構お金がかかるもの…。
なので、私は月額で読み放題のサブスクリプションを活用しています。
参考までに、私が契約しているのはAmazon(アマゾン)のKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)です。
Amazon(アマゾン)で買い物した事ある人なら持っているAmazon(アマゾン)アカウントで簡単に契約できるのも魅力。
月額980円で読み放題のファッション雑誌が多いので、1冊分の価格で何冊も目を通せるのが嬉しいポイント。
加えて、スマホでも観覧できるので移動中にもチェックできて、手軽な暇つぶし兼勉強にもなります。
その他にも、漫画やビジネス書等も読み放題が多いので、グッと知見を広げる事もできます。
因みに、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読み放題で見れる、私が定期購読している雑誌を挙げておきますね。
年代別コーディネートで買えるおすすめ通販サイト
では、実際に服を買おうと思っても、『何を買えば良いかわからない…』という人もいますよね。
店に行っても『何を買えばよいかわからない』『どうコーディネートすればよいかわからない』等悩みが尽きないでしょう。
そんな人でも、手軽にコーディネートで一式そろえる事ができるのが『マネキン買いを推奨しているファッション通販サイト』です。
楽天やAmazon等の大手の通販サイトは『モノ単品』を販売している通販サイトなので、『何を買えば良いかわからない人』からすると、結局『何を買ってどう着こなせばわからない』という事が起きやすいでしょう。
『マネキン買いを推奨しているファッション通販サイト』とは、コーディネート通りに購入してもらう事を目的とした通販サイトです。
要するに、多くの人に『普通におしゃれ』と思われるような万人受けするコーディネートを手軽に楽しめるという事ですね。
Dcollection (ディーコレクション) | SPUTNICKS (スプートニクス) | MEN'S FASHION PLUS (メンズファッションプラス) | |
年代 | 20~30代 | 20~40代 | 10~30代 (メインは20代) |
対象 | 初級者~中級者 | 初級者~中級者 | 初級者 |
送料 | 全国一律¥440 ¥10,000以上お買い上げで無料 | 全国一律¥650 ¥15,000以上お買い上げで無料 | 全国一律¥440 ¥15,000以上お買い上げで無料 |
公式HP | 公式HPへ | 公式HPへ | 公式HPへ |
初級者に優しい説明文が魅力のキレイ目カジュアル『Dcollection(Dコレクション)』
細身スタイルで上品にまとめる『SPUTNIKS(スプートニクス)』
若さ溢れるカジュアルな印象の強い『MEN'S FASHION PLUS(メンズファッションプラス)』
まとめ:実年齢よりも見た年齢と±5歳意識する着こなしがこなれたおしゃれ
と、いうことでまとめると
年代別で見るファッションのポイント
- 実年齢よりも見た目年齢
- 見た目年齢より±5歳を意識する
- 何歳でもファッションは楽しめる
- 関心を継続した人がおしゃれになれる
- 重要なのはキレイ目とカジュアルのバランス
最後まで読んでいただきありがとうございます。
何歳になっても、何歳からでも『おしゃれを楽しむ事』は出来ます。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。
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