サラリーマンであれば、出勤の際の必需品と言えばビジネスバッグ。
一昔前であれば、絵にかいたようなビジネスマンが持っているような薄い手持ちのバッグが想像できるでしょう。
クールビズやリモートワーク等、私服に近い格好でもスーツで会社に行くのと同様にバッグが必要なシチュエーションもありますよね。
そんな時にわざわざ『スーツに合う用のバッグ』と『少しラフなビジネスカジュアルで使うバッグ』を分けるのも面倒。
できることならスーツでも私服でも使える機能的でおしゃれなバッグあればよいなと思う人は多いですよね。
新入社員でも長年企業に勤める会社員でも『どんなバッグが会社で使えてどんなバッグがおしゃれなのか…』と悩む人も多いのではないでしょうか。
中には『ビジネスで使うバッグを私服で使うのはおかしいのかな…』と疑問に思う人もいますよね。
ビジネスに使うバッグはフォーマルな格好から少しカジュアルなスタイルでも使うアイテムであるからこそTPOやその人に合わせた使い勝手が求められます。
つまり、ビジネスでも私服でもおかしくないモノを選べば良いだけという事です。
そんなビジネスバッグに関しての知識をアパレル経験10年以上の『ヒトトキ』が解説します。
この記事を読むことで、ビジネスでも普段使いの私服でも使えるおしゃれに身に着けるバッグのイメージを論理的に育てることが出来ます。
ビジネスバッグの選び方は5つの特徴で複合的に決まる
ビジネスバッグと一言で言っても、多くのブランドから様々な形が作られていますよね。
ブランド、型番別に機能性にコンセプトやターゲットを決めて作られています。
バッグの選び方としては、大きな作りで見分けると『形の種類』と『素材』が印象を左右します。
さらには『プライベートで使う』のか『ビジネスで使う』のか『オンオフ兼用で使う』のか、自分のスタイルにあった収納力等機能面も考慮が必要ですね。
特に、学生の頃とは違い、大人の男性が持つバッグにはとにかく目立つハイブランドを持てば良いというわけではないでしょう。
有名なブランドであろうがなかろうが、小物までこだわって魅せる大人の品の良さが求められます。
つまり、複合的に見て自分の必要とするTPOに合っているかを判断する必要があるという事ですね。
素材で選ぶ
ビジネスバッグの印象を大きく左右するのはやはり見えている部分の多いメインの素材です。
高級志向の上質なモノの方が大人っぽくて上品な印象を与えます。
値段も上がりますが、年に何回も買い替えるモノではないので長く使える納得のいくモノを選びましょう。
耐久性が高く都会的で使い易い『ナイロン』
ナイロンと言っても色々な種類がありますが、化学繊維を織り込んで作られる素材です。
表面に凹凸のある織り目が目立つ男らしい印象を与えるモノや、織り目がめだたない程細い繊維で織られた繊細な印象を与えるモノがありますね。
機能性は個々により違いはあれど、耐水性・防汚性に優れていて扱い易いのがメリットです。
デメリットとしては、長時間の日差しには弱いので色の変化が出やすく、使い込むとクタッとしてきます。
しかし、技術の発展と共に耐久性は格段に上がり日々進化しています。
一昔前は主流であった革製品から時代は進み、現代では丈夫で手軽に使える扱い易さが人気で現代のビジネスシーンの主流になっていますね。
ここからは、バッグに使われることの多いナイロンの種類や名前を紹介するので商品選びの参考にして下さい。
ただのナイロン100%やポリエステル100%の表示よりも、名称のある素材の方が機能的で価値の高い物になりますね。
人工的に作られる化学繊維であるからこそ、素材を作っている会社の技術力やデニールで表される厚さ等で耐久性も大きく変化します。
上記に示した種類は覚えておくと価値を体感できますね。
高級感のある洗練された大人の『本革(レザー)』
動物の『皮』を鞣す事で防腐処理を施した『革』製品です。
革の種類や部位に質で印象は大きく異なるモノの、革製品は男心をくすぐる高級感がありますよね。
長い時間をかけて育てるこだわりの洗練された大人のアイテムです。
メリットとしては、クリームを塗り込むなどのケアをしっかり施せば一生使える程の愛用品になりますね。
反対にデメリットとしては、『革』は生物と言われるように絶対に定期的なケアが必要である点です。
雨に弱くシミや汚れが目立ちやすいので、使うシチュエーションを選びこまめにケアが出来る人に向いています。
手軽に使い易い『合成皮革(フェイクレザー)』
布地に合成樹脂でコーティングした素材です。
革に似せて作られる事で、合成皮革(フェイクレザー)と呼ばれます。
水に強く汚れも気にせず使い易い上に比較的価格設定が安い事がメリットですね。
しかし、デメリットとして本革と違い長く使えない事です。
合成皮革(フェイクレザー)は日差しや経過年月で劣化が進み表面が剥げてきます。
一方で、近年のフェイクレザーは本革と見分けがつかない程精度の高いモノも増えて耐久性に関しても上がっているモノも多い。
しかし、本革に比べるとやっぱり見た目にも少し安っぽい印象は隠しきれないので、長く使うビジネスバッグだからこそ大人の男性は本革を選びたいですね。
形状の種類で選ぶ
ビジネスバッグは仕事道具を持ち運ぶモノであるからこそ、利便性は大きな判断材料になります。
ブリーフケース型の手持ちのバッグが一般的であった一昔前と比べて、現代ではカジュアルでも使えるトートバッグやバックパック等の多様性が許容されています。
故に、オンオフで併用するのか少し目上の人に合う場合があるのか等のTPOと、持ち運ぶ荷物の量で選ぶ事が必要になります。
それも踏まえた上で、素材やデザイン含めてできるだけ上品で洗練された大人のビジネスマンが持つ楽に持てるおしゃれなバッグを楽しみましょう。
ビジネスバッグと言えば定番の『ブリーフケース』
資料や手荷物、筆記用具を入れる横長の長方形に手持ちハンドルのついたバッグですね。
誰しもが思い浮かべるビジネスバッグと言えば、通勤中のサラリーマンが持っている手持ちの『ブリーフケース』ではないでしょうか。
一昔前であれば、革製のブリーフケースが定番のスタイルでした。
一方現在では、手軽に使えるイージーケアのナイロン製品が主流となっています。
手持ちで使える分スーツにシワが入らない為、洗練された上品な大人を演出します。
一方で、手の自由が利かず、手にかかる重さの負担が煩わしいのがデメリットですね。
軽い手荷物中心の上品な出来るビジネスマンスタイルを好む人に選ばれます。
使用用途で変更できる『3WAY バッグ』
ブリーフケースをベースに、手持ちのハンドルの他にショルダーのついた3種類の使い方のあるバッグですね。
手持ちのハンドルの他に、肩掛けのショルダーやバックパックにも使える背中に背負うショルダーが搭載された使い勝手が魅力的です。
一方で、ショルダー収納の為に厚みが出るので、比較的大型になってしまうのがデメリットにもなります。
大容量の収納力に富んだデザインが多いですね。
PCやタブレットに資料等の荷物を大量に持ち運ぶビジネススタイルの人に選ばれます。
自由な動き易さで快適に使える『バックパック』
背中に背負う両肩のショルダーで、荷重分散に特化したバッグですね。
バッグパックは、元々は登山やハイキングなどのアクティブでカジュアルなシーンで使う目的で生み出されました。
しかし、現代ではタウンユースからビジネスシーンまで、あらゆるシチュエーションで使われる程の人気のアイテムとなっています。
一昔前であれば、フォーマルなビジネスシーンでは使えなかったバッグパックも、今では多くのビジネスマンに愛されています。
大容量の荷物を両手が自由な状態で快適に持ち運ぶことが出来る機能性がメリットです。
なので、大人が選ぶビジネスマンのバッグパックには出来るだけ艶感のある上品な素材にシンプルで洗練されたデザインを選ぶ必要がありますね。
PCやタブレットに資料等大量に持ち運ぶスーツで決めるビジネスマンから、少しラフなオフィスカジュアルにも使いたい人に選ばれます。
私服でもPCやタブレットを持ち運ぶタウンユースにも使いまわせるのも嬉しいポイントです。
手軽に持ち運べる取り出しが楽な『トートバッグ』
手持ちのハンドルを肩にかける事が出来るくらい長さのある縦型のバッグです。
手の自由が利く上に、開口部が自身の身体に近い為中身を取り出し易いのがメリットですね。
なので、大人が選ぶビジネスマンのトートバッグには、出来るだけ艶感のある上品な素材にシンプルで洗練されたデザインを選ぶ必要がありますね。
手軽な手荷物中心のスーツで決めるビジネスマンから、少しラフな洗練されたオフィスカジュアルにも選ばれます。
私服でも軽い手荷物やタブレットを持ち運ぶタウンユースにも使いまわせるのも嬉しいポイントです。
収納力で選ぶ
バッグは荷物を持ち運ぶモノであるからこそ、収納力は注意したい所ですね。
単純に容量の大きさだけではなく、小分け収納のポケットや外部のポケットの有無等、自分の使い勝手に合わせた収納が必要になります。
整理の出来ていないバッグでは、取引先や上司の前でモノの出し入れをする際の手間取りが出来ないビジネスマンという印象を残してしまいますよね。
ビジネスシーンでは、出来るだけ収納力に富んですっきりと品よく見える容量を選びたいですね。
今どきのビジネスマンには必須の『PC収納部』
現代のビジネスマンは、PCやタブレットを使う事が日常茶飯事で、常に外部への移動の際に持ち運ぶ人も人も多いですよね。
その際に、電子機器の大敵となるのは衝撃です。
何も考えずに選んだバッグであれば、衝撃吸収の構造がないモノもありますよね。
バッグの内容物による内側の衝撃や、外部からの衝撃を緩和するPC収納部の有無を確認して選ぶ必要があります。
細かな整理で効率を上げる『小分け収納』
バッグの中の整理はしっかり出来ていますか?
急いでいる時のモノの出し入れの手間取りは、『出来ない大人』と見られてしまうケースもあります。
特に、上司や取引先がいる場で、整理が出来ていないバッグを見られるとそれだけで評価が下がりますよね。
特に、PCやタブレットを持ち運ぶ事が多い人は、充電器やコードにメモリーカード等の収納は必須になります。
ボールペンや付箋にメモ帳等の筆記用具も、筆箱に入れるよりも直接バッグに収納する方が取り出し易いケースもありますよね。
自分の持ち運ぶモノによって、小分け収納の大きさや数量を判断する事が重要です。
急な雨でも安心の『折り畳み傘ホルダー』
外を歩くサラリーマンにとって大敵なのは急な雨ですよね。
スーツや革靴にバッグも含めて、出来るだけ濡れたくないと思う人は多いでしょう。
スーツにしろバッグにしろ、雨で濡れてしまうと臭いや劣化の基になりケアをするのが面倒ですよね。
出来るだけ濡れないようにする必要があります。
雨が降りそうだけど傘を持ち運ぶのも面倒くさい…。
そんな時に折りたたみ傘は必須になりますよね。
ホルダーがある事で、急な雨でも焦らずに取り出すことが可能です。
手軽に取り出せる『外付けポケット』
バッグからモノを出し入れするのに、屋外であればメインの開口部を開いて出し入れするのが煩わしいシーンもありますよね。
そんな時に便利なのは、外側にある小分けポケットです。
バッグを下ろさずに必要な物を手軽に取り出せるが嬉しいポイントですね。
外部のポケットが有るにしても、外側にせり出していないスタイリッシュなモノを選ぶとスマートに見えます。
自分の使い勝手とシンプルなデザインによる上品な見え方も考慮して検討する必要がありますね。
色で選ぶ
ファッションアイテムにおいて、色は印象を左右する大きな要因になります。
中には『小物だからアクセントに派手な色を持ちたい!』という人もいるでしょう。
しかし、あまりにも派手な色ではビジネスシーンでは不釣り合いになりますよね。
従って、TPOに合わせてベーシックな色を選ぶのか、印象付けるアクセントカラーを選ぶのかを考える必要があります。
デザインで選ぶ
バッグと一口で言っても、シンプルで定番的なモノから独自性のデザイン性で魅せる特殊なモノまで様々です。
フォーマルを意識するなら、シンプルで定番的なモノが向いていますよね。
一般的には、シンプルで艶感の有るモノ程上品な印象を与えます。
反して、パーツ等で飾るデザインフルなもの程カジュアルな印象を与えます。
ハイブランドのようなロゴが前面に押し出しているバッグは、少しカジュアルな印象が強く若者向けに見えてしまう感がありますよね。
大人が上品に魅せるバッグは、素材そのものでどことなく上品さが伝わるモノが魅力的です。
オンでもオフでも使える大人の日常を飾るこだわりのバッグブランド4選
では、ビジネスバッグで代表的で有名なブランドとは何があるのか気になる所でしょう。
特に、スーツだけでなく、オフィスカジュアルやオフの日でもPC等を持ち運ぶのに併用できる私服にもあうバッグは嬉しいですよね。
スーツでも私服でも使える、確かな品質に定評のある長く使える愛用ブランドを紹介します。
男心をくすぐる丈夫な機能美を誇る『BRIEFING(ブリーフィング)』
Made in U.S.Aにこだわりの有る所からアメリカのブランドと思われている人もいると思いますが、日本企画のブランドです。
日常で『ミルスペック』を求められることはないにしろ、それほどまでにパーツや素材にこだわっています。
多くのセレクトショップで取り扱いがあり、別注商品も作られる上に様々な雑誌にも掲載される人気のブランドとして認知されています。
大人が持つ高級感のあるこだわりのバッグとしてアパレル業界でもファンの多いブランドですね。
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デジタル特化の収納に富んだ『Incase(インケース)』
現在では、東京にある直営店を始め百貨店や大手セレクトショップ、東急ハンズやLOFTでも取り扱いなどもある注目度の高い新進気鋭のブランドですね。
つまり、Appleの増え続ける機器にも対応できるように打ち合わせを重ねて作られるガジェット(電子機器)収納に特化したバッグという事ですね。
シンプルで洗練された機能美はスーツスタイルは勿論大人のタウンユースにも上品に決まります。
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ビジネスとジムを行き来する都会的な使い勝手が魅力の『Aer(エアー)』
百貨店や大手セレクトショップでも取り扱いがある注目度の高い新進気鋭のブランドですね。
つまり、ガジェットを持ち運ぶビジネスに使いながらもそのままジム通いも出来るハイブリットなバッグという事ですね。
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老若男女に愛される定番の国内ブランド『PORTER(ポーター)』
若い人が持つブランドというイメージもある反面、ファッション業界においてファンの多い確かなモノづくりに定評のある国内ブランドですね。
様々なハイブランドやセレクトショップとのコラボに別注等、毎年のように行われている事は人気の証明とも言えるでしょう。
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まとめ:オンでもオフでも必ず必要な日常を飾る身近な愛用品
と、いうことでまとめると
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『ビジネスバッグ』の選び方が分かっていただけると幸いです。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。
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