近年、春から夏、秋にかけて『グルカサンダル』が注目を集めていますね。
しかし、トレンドのアイテムだから、いつまではいていたら『おしゃれ』で、いつからが『時代遅れ』なのかと悩む人もいるのではないでしょうか。
80年代、90年代のストリートやスポーツMIXのトレンドの再燃が少し緩やかになり、反対に少しキレイ目な格好が注目されています。
そんな中で、トレンドとなっていたカジュアルな『スポーツサンダル』の次の、暖かい時期の足元としてキレイ目な『グルカサンダル』が人気を集めています。
『グルカサンダル』は注目され始めたばかりでまだまだ人気は高まっています。
近年では、ユニクロやGUのグルカサンダルが注目されていることからも、少しずつマスに降りてきている人気のファッションアイテムであることは間違いありません。
では、いつまで『グルカサンダル』を愛用できるのか。
ポイント
近年のファッションは、時代と共にトレンドの捉え方は変化しています。
過去の『トレンドという概念』は、過ぎ去ると注目されない時代遅れのブランドと評されることがあったのは事実です。
しかし、近年ではトレンドの勢いは収束しつつも、多様化されているファッションにおいて完全に廃れる事は少なくなっています。
故に、一過性の人気がすぎても過去から続く優秀なブランド程、多くの人に愛され続ける側面を持っています。
確かに、『常にトレンドを追い続けるおしゃれ上級者』からすると、少し遅いアイテムと捉える人はいるでしょう。
しかし、私達の周りにいる多くの人は人気のアイテムはおしゃれと認識する普通の人ですよね。
同様に、この数年間人気の絶頂にあった『スポーツサンダル』を今年履くのがダサいのかというと、ダサくはないですよね。
おしゃれな人でも着こなしの一つとして『スポーツサンダル』を楽しんでいます。
今や、暖かい時期の定番となった『スポーツサンダル』に、新たなる定番となる『グルカサンダル』を着こなしの1アイテムとして楽しめばよいだけですね。
- 暖かい時期に足が蒸れるのは嫌だけど露出の多いサンダルは控えたい。
- 暖かい時期にラフに程よい上品さを楽しむことが出来る大人のサンダルが欲しい。
そんな人に重宝するのが『グルカサンダル』です。
記事の信憑性
記事を書いている私はアパレル歴10年以上実務40,000時間以上経験しています。
販売員・店長・仕入にも携わってきました。
自分自身も昔はファッションがよくわからず何がお洒落なのか…という悩みも多い『ただ服が好きというだけの普通の人』でした。
しかし、たくさんのお客様と接しコーディネートもさせていただく中で知識と経験を確立する事ができました。
色々な服を着て見て触って体感した中で『ファッションの根本には言葉で説明できる法則性はある』と実感しています。
そんな『ヒトトキ』が『おしゃれなグルカサンダル』の選び方を紹介させていただきます。
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グルカサンダルは上品でラフなおしゃれを楽しむニューノーマル

グルカサンダルは『サンダルのラフさ』と『革靴の上品さ』を併せ持つハイブリッドなアイテムです。
まずは、グルカサンダルの定義を見直しておきましょう。
グルカサンダル
19世紀、旧英国領のインド軍傭兵として参加していたグルカ兵が足元に履いていた革製のサンダルから由来しています。
太目の幅の革で編みこまれたアッパーは、一般的な概念のサンダルとは違い、かかととつま先がしっかりとホールドされた形状が特徴です。
どちらかというとサンダルというよりも、通気性の良い穴の開いた革靴と捉える人もいるでしょう。
革靴のように上品な見た目にラフに履ける程よい露出が人気の理由ですね。
春から夏、秋まで少し軽やかで上品さを魅せる大人の足元にピッタリです。
つまり、カジュアルになりがちな暖かい時期の足元を、適度な上品さと適度なラフさを併せ持った、手軽なおしゃれを楽しめるファッションアイテムという事ですね。
一般的なサンダルよりも肌の露出部分が少なく、靴下合わせでの違和感が少ないので春から夏は勿論秋口まで、長期間履けるのも嬉しいポイントです。
カジュアルな服装にも自然と馴染む適度なラフさ
春から夏の着こなしで、軽装になる程カジュアル感が増してきます。
Tシャツにショートパンツ、ビーチサンダルを合わせる等、少し間違えれば子供の夏休みの格好と捉えられる人もいますよね。
では、子供っぽく見られない為にはどうすればよいか。
それは、適度にキレイ目の要素を織り交ぜる事です。
大きなプリントTシャツをさけ、艶のある大人見えする素材を選び、革靴を履く。
このように、キレイ目要素をうまくMIXする事で上品な大人の夏のスタイルが出来上がります。
でも、足元の革靴が何を選べば良いかわからないし、暑苦しい&堅苦しいから嫌という人はいますよね。
そんな時に『グルカサンダル』を合わせる事で手軽におしゃれを楽しめます。
カジュアルスタイルの足元を、少し上品な革製のサンダルを持ってくることで、カジュアルでも馴染むキレイ目スタイルに寄せる事ができるのですね。
キレイ目スタイルの適度なカジュアルダウンに使える上品さ
反対に、暑い時期には暑い時期に合った着こなしをするのもファッションの醍醐味です。
暑い夏に長ズボンとジャケットに革靴を合わせたスタイルは、キレイ目ではあるけど暑苦しく見えてしまいます。
では、暑苦しく見られないようにするにはどうした良いか。
季節に合った色、素材感や袖丈、裾丈をうまく織り交ぜる事ですね。
白やベージュの色に、リネン等の通気性の良い軽い素材、半袖やショートパンツを適度にMIXする事で夏の上品なスタイルが出来上がります。
足元を涼し気なアイテムに変えるのも有効な手段です。
そんな時に『グルカサンダル』を合わせる事で手軽におしゃれを楽しめます。
キレイ目のスタイルとも相性の良い革素材で、適度に肌が露出する涼し気なグルカサンダルは、上品な大人のこなれたカジュアルダウンにピッタリですね。
素材で選ぶ

革靴の印象を大きく左右するのはやはり見えている部分の多いメインの素材です。
高級志向の上質なモノの方が大人っぽくて上品な印象を与えます。
値段も上がりますが年に何回も買い替えるモノではないので長く使える納得のいくモノを選びましょう。
高級感のある洗練された大人の『本革(レザー)』
動物の『皮』を鞣す事で防腐処理を施した『革』製品です。
革の種類や部位に品質によって、印象は大きく異なるモノの革製品は男心をくすぐる高級感がありますよね。
長い時間をかけて育てるこだわりの洗練された大人のアイテムです。
メリットとしては、クリームを塗り込むなどのケアをしっかり施せば一生使える程の愛用品になりますね。
反対に、デメリットとしては『革』は生物と言われるように絶対に定期的なケアが必要である点です。
雨に弱くシミや汚れが目立ちやすいので使うシチュエーションを選びこまめにケアが出来る人に向いています。
手軽に使い易い『合成皮革(フェイクレザー)』
布地に合成樹脂でコーティングした素材です。
革に似せて作られる事で、合成皮革(フェイクレザー)と呼ばれます。
水に強く汚れも気にせず使い易い上に、比較的価格設定が安い事がメリットですね。
近年のフェイクレザーは、本革と見分けがつかない程制度の高いモノも増えましたよね。
しかし、デメリットとして本革と違い長く使えない事です。
合成皮革(フェイクレザー)は、日差しや経過年月で劣化が進み表面が剥げてきます。
見た目にも少し安っぽい印象は隠しきれないので、長く使う靴だからこそ大人の男性は本革を選びたいですね。
フォルムで選ぶ

革靴で印象を大きく左右するのはつま先の長さと細さに土踏まずのくびれです。
ドレスシューズ由来の、細く細長いシルエットに、土踏まずのくびれが深いモノは上品でキレイ目の印象を与えます。
作業靴由来の、丸くぽてっとしたシルエット、土踏まずのくびれが浅いモノは上品な中にも無骨なカジュアルさを合わせた印象を与えます。
カジュアルなスタイルの上品な足元には、少し丸みのあるデザインを合わせると良いですね。
先の細長いグルカサンダルを選ぶとカジュアルスタイルには少し違和感につながるので注意が必要です。
色で選ぶ

ファッションアイテムにおいて色は印象を左右する大きな要因になります。
グルカサンダルの多くはシンプルで上品なブラックか、クラシックで落ち着いたブラウンですね。
他の色目はあまり見受けられませんが、色が与える印象を下記に記載しておきます。
ポイント
- 『ブラック、グレー』⇒上品で大人っぽい洗練された印象。フォーマルからカジュアルまで使える安心感。
- 『ブラウン、カーキ』⇒クラシックで落ち着いた印象。少しカジュアルな雰囲気が強くなるが馴染み易い。
- 『ネイビー』⇒大人の男性をクールに格好良く印象。少しカジュアルな雰囲気ではあるがフォーマルからカジュアルまで馴染む。
- 『アクセントカラー』⇒イエローやレッド、ブルー等ポップでカジュアルな印象。フォーマルでは避けるのが無難。
ブランドで選ぶ『グルカサンダル』定番名作おすすめ5選

では、グルカサンダルで代表的で有名なブランドとは何があるのか気になる所でしょう。
グルカサンダルは、本格的な革靴のブランドが作るモノが多く、価格は少し高くなります。
しかし、長く使う事を想定したこだわりの革製品であるからこそ、長く愛用する事ができる定番的な名作を紹介します。
カジュアルに履き易い鉄板の『Paraboot(パラブーツ) PACIFIC(パシフィック)』
1908年、フランスのヴォアロン地方でレミー・リーシャルポンヴェール氏により創業したブランドですね。
1927年、天然ゴムであるラテックスを輸入していたアマゾンの港『Para』と同氏が発見したアメリカの『boot』にちなんで『Paraboot』というブランドが商標登録されました。
『Paraboot』の象徴とも言える『ノルウェイジャン・ウェルト製法』、『オリジナルのラバーソール』、『リスレザー』等を使ったこだわりの革靴は堅牢で水にも強い長く多くの人に愛されるブランドになりました。
丸みがあるデザインの革靴が特徴の名作を数多く輩出している老舗のフランスブランドですね。
pick up
『Paraboot(パラブーツ) PACIFIC(パシフィック)』
少し丸み御帯びた、上品且つカジュアルなデザインが履き易いグルカサンダルのモデルです。
少し肉厚の『オリジナルのラバーソール』に、水に強い堅牢な『リスレザー』が特徴ですね。
近年では、夏のおしゃれなサンダルとしても注目が集まり、一時のトレンドとしてではなく夏の定番グルカサンダルとして定着しました。
グルカサンダルと言えばParaboot(パラブーツ)の PACIFIC(パシフィック)を第一に考える人も多い名作です。
カジュアルスタイルの程よく上品な足元から、キレイ目スタイルの程よいカジュアルダウンにも選ばれます。
カジュアルで重厚感のある『Danner(ダナー) PITTOCK GURUKHA(ピトックグルカ)』
1932年、アメリカでチャールズダナーによって創業したブランドですね。
創業当時は労働用のワークブーツの生産と販売でスタートしました。
1959年には、今やソールブランドとしても知名度の高い『ビブラムソール』をアメリカではじめて採用し製品開発を行いました。
1961年、ハイキングのブームと共にハイキングブーツの開発に着手。
1979年には、防水透湿素材である『ゴアテックス』を靴業界ではじめて採用する等、こだわりのシューズブランドとして認知度を高めました。
労働用やハイキングブーツ等、丸みを帯びたカジュアルなブーツや革靴を得意とするブランドですね。
pick up
『Danner(ダナー) PITTOCK GURUKHA(ピトックグルカ)』
ワークブーツやハイキングブーツを主体とするDanner(ダナー)が創る、カジュアルに履き易いグルカサンダルモデルです。
Danner(ダナー)の象徴とも言える、ぶ厚めのビブラムソールに重厚なアッパーの牛革が特徴ですね。
耐久性が高く、クッショニングも良い上に、こなれた価格設定も嬉しいポイント。
ドレスなスタイルが苦手な人でも、カジュアルに手軽なグルカサンダルを楽しみたい人に選ばれます。
ミリタリーをファッションにアップデートした『リプロダクションオブファウンド イタリアングルカサンダル』
2016年にスタートした、ミリタリーシューズをファッションアイテムとして復刻する日本のシューズメーカーです。
ブランド名通りに『FOUND=見つける』、『REPRODUCTION=再現する』をコンセプトに名作を生み出しています。
デザインや仕様はそのまま再現しつつ、現代に合わせた上質な素材を合わせてファッションアイテムとして復刻しています。
pick up
『リプロダクションオブファウンド イタリアングルカサンダル』
1980年代のイタリア軍で採用されたグルカサンダルを、現代風にアップデートしたモデルです。
ドイツの国境警備隊にも採用されたアウトソールは、厚みがあり長時間履いていても疲れにくいミリタリー由来の無骨さが人気の理由ですね。
牛革のアッパーは、編み込みではなく隙間の空いた革靴という雰囲気の独特なデザイン性も魅力的です。
ミリタリー好きの人から、カジュアルに手軽なグルカサンダルを楽しみたい人に選ばれます。
スニーカー感覚で履ける馴染み易い『コンバース オールスタークップグルカサンダル』
1908年、降雪量の多い湿地帯アメリカマサチューセッツで雨、雪の中でも作業できるラバーシューズを製造するCONVERSEを設立。
冬の需要に集中し、夏場の低迷期に年中売れるスニーカーとして『ALL STAR』を開発。
現在では『ALL STAR』『ALL STAR COUPE』『ONE STAR』や『JACK PERCELL』等カジュアルシューズの定番にて鉄板の名作スニーカーを数多く輩出しています。
pick up
『コンバース オールスタークップグルカサンダル』
肉厚のレザーで、洗練されたイメージが強いCOUPE(クップ)シリーズを大胆にグルカサンダルにアレンジしたモデルです。
スニーカーの性能はそのままに、グルカサンダル風にデザインされたアッパーが特徴的ですね。
スニーカーでありながら上品な印象を程よく感じさせる逸品です。
アパレル業界でも注目度の高いモデルですね。
注目度の高いコンバースの新モデルを履きたい人や、普段履きのスニーカー感覚でグルカサンダルを楽しみたい人に選ばれます。
履き心地抜群の国内スニーカーメーカーが創る『SPINGLE MOVE(スピングルムーブ) SPM-1701』
ゴムメーカーとして広島県府中で80年以上の歴史がある老舗靴工場で、2002年に『SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)』というスニーカーブランドが生まれました。
長く培われた職人の技術をもって『デザイン』と『履き心地の満足』を兼ね備えた『理想の靴』を理念に持ってます。
見た目はヨーロッパのテイストの上質感のあるデザインに、日本人の足の形にあった足の疲れない履き心地の良いスニーカー作りが特徴ですね。
ミラノ・パリコレクションにも起用された実績を持ち世界で認められたデザインと言えます。
しかし、デザイン以上に『SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)』がこだわるのは『履き心地』です。
生産は全て国産にこだわり、日本の職人がハンドメイドで仕上げ、クオリティを守っています。
pick up
『SPINGLE MOVE(スピングルムーブ) SPM-1701』
独特なソールの形状が特徴的なSPINGLE MOVE(スピングルムーブ)が創るグルカサンダルモデルです。
職人の手によって、熱圧着でつけられるヴァルカナイズド製法で作られる逸品です。
SPINGLE MOVE(スピングルムーブ)が大事にする快適な履き心地を生み出すクッション性の高いソールに、グルカサンダルの特徴的な編み込みの牛革が見事にマッチしていますね。
クラフトマンが創るスニーカー感覚で履ける快適な履き心地を持った手軽なグルカサンダルを楽しみたい人に選ばれます。
まとめ:グルカサンダルは暖かい時期の大人のおしゃれな足元で魅せるこなれたレザーサンダル
と、いう事でまとめると
ポイント
- 革靴とサンダルの要素を併せ持ったハイブリッドなシューズ
- 決して時代遅れではない暖かい時期の大人のこなれた足元のニューノーマル
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『グルカサンダル』の選び方が分かっていただけると幸いです。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。

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