近年、インテリアや雑貨で『北欧デザイン』という言葉を耳にする事が多くなりましたね。
ミニマルで洗練された削ぎ落されたデザインにナチュラルな暖かみを感じるおしゃれなデザイン性が人気の理由です。
インテリアや雑貨だけでなく、ファッション業界でも『北欧腕時計』というジャンルで、大手のセレクトショップでも扱われるファッションアイテムとして優秀です。
代名詞的なブランドである『SKAGEN(スカーゲン)』や、2011年頃の『Daniel Wellington(ダニエルウェリントン)』というブランドの爆発的な人気の高まりも後押しして多くの人に認知されています。
『北欧腕時計』は、比較的安価で手軽に手に入る性質から、ファッションウォッチとしてアクセサリー感覚で身に着ける人も多いのですね。
中には、ブレスレットのようなアクセサリーを着けるのが照れ臭く感じる人もいるでしょう。
- 物寂しい手首にアクセサリー代わりに腕時計をつけたい。
- シンプルで邪魔にならない腕時計を探している。
そんな人に重宝するのが『北欧腕時計』です。
このブログでは、北欧時計の魅力と共に代表するブランドを紹介します。
- 早く代表ブランドが気になる人はコチラからブランド紹介へ移動。
『北欧デザイン』とはシンプルでミニマルなおしゃれなデザイン
まず、『北欧デザインって何となくイメージ出来るけど、実際に言葉にすると何…?』と思う人はいますよね。
北欧デザインとは、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー等、ヨーロッパの北部の地域で生まれたデザインを総称します。
特徴としては、無駄を削ぎ落したシンプルでミニマルな洗練された印象を与えます。
ライフスタイルに重点を置く様式
夏が短く、冬が長く、その上夜が長い北欧は、『家の中で過ごす時間が長い人々の暮らしを豊かにする』という考えが根付いています。
故に、長く愛される飽きの来ないデザインを特徴とした、シンプルな線や曲線によって構成される幾何学的な模様や淡い色合いの『北欧デザイン』が1つのジャンルとして多くの人に人気があります。
生活雑貨やインテリアに関して言えば、自然に囲まれた豊かな風土から木製家具が多く、どこか温かみを感じる自然をモチーフとしたデザインを貴重としています。
比較的辺境の地である北欧の、遅れた工業化がもたらした伝統的な職人気質のモノづくりが生み出す丁寧さが光る名作が生み出されています。
なぜ人気?多くの人に愛される『北欧腕時計』人気の理由5選
では、おしゃれな『北欧デザイン』に通ずる、時計業界の一つのカテゴリーとして知られる『北欧腕時計』の人気の特徴を見ていきましょう。
無駄を削ぎ落したミニマルな機能美
人は、どういうモノに清潔感や洗練されたデザイン性を感じるのでしょうか。
現代では、ミニマリストという言葉があるように、無駄なモノがなく整然とした様子に良い印象を抱く人は多いですよね。
北欧デザインの特徴として挙げられる、無駄を削ぎ落したミニマルさは北欧腕時計にも活かされています。
特に、薄いムーブメントはアウターやシャツ、Tシャツの袖にも干渉せずに手首をそれとなく飾るアクセントになります。
それでいて、時間を見るという時計本来の機能性と、長く使える耐久性の高さを誇る機能美が人気の理由ですね。
シンプルな直線や曲線で表されるデザイン
ゴツゴツとした時計やアクセサリーは、主張しすぎて敬遠する人もいるでしょう。
北欧腕時計の多くは、『文字盤のケースの曲線』と『時間を示す針やベルトの直線』でデザインされるシンプルな見た目が特徴です。
不要な凹凸や装飾がない、主張しすぎずに清潔感を印象付けるようなデザインが魅力です。
機能性の高い腕時計というより、アクセサリー感覚で手首を飾るのに適しています。
普遍的で飽きの来ないデザイン
ファッションにはトレンドがあり、流行り廃りがあるからこそ身に着けている人にも飽きが生じる一面を持っています。
心ときめくデザインに出会い、新しいモノを身に着けるのは勿論素晴らしいですね。
相反して、愛着の沸く長く使えるモノ程、デザインに大きな変化がない、日常に馴染んだあるべきものという側面を持っています。
北欧時計は、シンプルでミニマルな機能美を活かしたデザインであるからこそ、変わらない普遍性を持ち合わせています。
特に、トレンドや奇抜なデザインに敏感ではないけれど、あまり考えなくても普通に良い印象を与える腕時計が欲しい人に選ばれます。
変わらないからこそ安心して身に着ける事が出来るのが魅力ですね。
柔らかく多彩な色使い
時計の文字盤には、よく見られるホワイトを始め、ブラックやネイビーなどのはっきりとした色合いを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
北欧腕時計も、清潔感のあるホワイトは一般的ではありますが、それ以外の多彩なカラーリングが特徴的です。
ブルーやエメラルドグリーンにピンク等、はっきりとした色ではなく、柔らかさを感じる淡い色展開をされているモノが多いです。
着けている人自身の印象も柔らかく見せてくれるような多彩な淡い色合いが魅力ですね。
アクセサリーとして使える手軽な価格帯
モノの値段には、ピンからキリまで様々です。
腕時計は手軽に腕に着けるので忘れがちではあるけれども、細かいパーツを組み合わせて作られた精密機械です。
故に、価格帯も様々で、おもちゃのような数千円で買えるものがあれば、親子に渡って継承されるような何百万もするような高価な腕時計も存在します。
北欧腕時計の多くは、1万から3万円程度で手に入るのが魅力です。
高くても5万程度で手に入るでしょう。
つまり、何十年も使える高価な腕時計ではなく、手軽にアクセサリー感覚で身に着けられるファッションウォッチとして人気があります。
北欧腕時計というカテゴリーとして認知される、大手セレクトショップでも取り扱われるファッション性が魅力ですね。
【北欧腕時計】日常を飾る評判の名作ブランドおすすめ5選
では、『北欧腕時計』とはどんなブランドがあるのかと気になる人もいますよね。
主要ブランドと特徴を紹介します。
サステナブルな取り組みに注目される新進気鋭の『nordgreen(ノードグリーン)』
2017年、デンマークにてパスカー・シバム氏とバジリ・ブラント氏によって創業。
英語で北欧を意味する『nord』と自然を意味する『green』を合わせたブランド名。
『世界一のサステナブルブランドを目指して世界に発信していく』という企業理念を持って創業されました。
素材の調達や製造過程での環境への配慮を考え実践される、シーズン毎に廃棄される事のない長く愛される高品質へのこだわりをもったモノづくりを基本とされています。
加えて『nordgreen(ノードグリーン)』の腕時計を購入する事で『教育/健康・衛生/環境』に特化した3つの慈善団体から選んで寄付支援に参加できる社会貢献プログラムを採用されています。
感覚的に捉えるシンボリックなデザイン性が魅力の『PICTO(ピクト)』
1984年、デンマークにてスティーン・ゲオルグ・クリステンセンと友人のアーリング・アンデルセンによって創業。
『中世の教会や天文台に飾られた時計からインスパイアを受けた世界で初めてとなる回転式ダイアルのウォッチを作りたい』というアイデアから始まる。
『Picture(ピクチャー)』と『Pictogram(ピクトグラム)』という言葉を合わせたブランドネームは、視覚から捉えられる最も分かり易い絵やサインで、意味やメッセージを伝達するという意味を持ちます。
標識や非常口のデザインで見られる『ピクトグラム』のように、シンプルで独創的なメッセージが腕時計のデザインに活かされています。
機能的且つ合理的な清潔感で魅せる『SKAGEN(スカーゲン)』
1989年、デンマークにてヘンリックとシャーロット夫妻によって設立。
デンマークの小さな町であるスカーゲンに由来したブランド名を冠し、デンマークらしいシンプルで洗練されたデザインを特徴とします。
『デザインの美しさと品質の高さは必ずしも高価である必要はない』という哲学の元、高品質でデザイン性に優れたコスパの良いモノづくりを行っています。
クラシカルで紳士的な遊びで魅せる『Daniel Wellington(ダニエルウェリントン)』
2011年、スウェーデンにてフィリップ・タイサンダー氏によって設立。
フィリップ氏が旅行中に出会った英国人男性『Daniel Wellington(ダニエルウェリントン)』氏の紳士的な対応に感銘を受け、同氏が身に着けていた使い込まれたNATOストラップ(ナイロン素材の軽い時計ストラップ)付のヴィンテージ腕時計に着想を得て同氏の名前を冠したブランドが誕生。
英国のクラシックとミニマルで無駄を削ぎ落した北欧デザインにも通ずる北欧時計になっています。
北欧デザインの巨匠が手掛けたデザインで魅せる『ARNE JACOBSEN(アルネヤコブセン)』
北欧デザインの礎を築いた20世紀に活躍した建築家兼デザイナーの『ARNE JACOBSEN(アルネヤコブセン)』の名を冠したブランドです。
トータルデザインという建物だけではなく、家具やそのほかのインテリアまで統一したデザインを創り上げ、生み出された時計を腕時計にダウンサイジングされました。
アート性の高い著名なデザイナーが生み出した時計のデザインを腕時計として楽しめるのが魅力ですね。
ARNE JACOBSEN(アルネヤコブセン)が、没後に建築事務所を引き継いだ建築家兼デザイナー『テイト・ヴィアラント』によって復刻のデザインが守られています。
年相応のビジネスシーンでは避ける方が良い『北欧時計』
腕時計は、カジュアルシーンからビジネスシーンでも使われるモノであるから、『北欧時計』はビジネスで使えるのかという悩みを持つ人は多いです。
結論から言うと、『新入社員』や『20代前半の会社員』には、清潔感のある爽やかな印象で楽しむことが出来ます。
しかし、『30歳を超えてある程度の役職についている人』であるなら避ける方が無難です。
この結論は、何も北欧時計を着けているのが『ダサい』というわけではありません。
ビジネスでは、それなりの年齢のそれなりのポストの人は、やはりそれなりの腕時計やスーツを身にまとう事が求められます。
北欧時計は、基本的にミニマルで清潔感のあるデザインであるら、あまりポストを気にしないスーツスタイルや、私服がメインのラフなビジネスマンには第一線としても活躍します。
しかし、比較的厳格な、ビジネスシーンではそれなりに高価な時計を選んで、気軽に楽しみたいファッションシーンで活躍するのが北欧腕時計です。
私服で働くアパレル業界や、おしゃれな大人の私服に着けるファッションアイテムとして、多くのファッショニスタに愛されるアイテムであるというのは変わらない真実です。
要は、適材適所でアイテムを使い分けを楽しむのもファッションの醍醐味ですね。
まとめ:人気の理由はミニマルで洗練された印象で魅せるアクセサリー感覚のファッションウォッチ
と、いうことでまとめると
定番で人気のモデルなので一つ持っていると使い勝手が良く、早めに手に入れる事で日常を飾るバリエーションとしても役立ちます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『北欧腕時計』の魅力が分かっていただけると幸いです。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。
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